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LINO放デイ 活動風景「匂い当てゲーム」 

感覚遊びにて「匂い当てゲーム」を行いました。視覚を遮断し、嗅覚を意識して感じる機会を設けることで感覚統合を図ることができるよう取り組みました。

アイマスクをして紙コップに入っているソース、グレープフルーツ、チョコ、カレー、バニラ、ねぎなどの匂いを嗅ぎ、答えをそれぞれホワイトボードに書きました。

視覚を使えない状態の中で、「何の匂いだろう?」と心配そうな表情を浮かべていましたが、嗅ぐ際には微動だにせず集中して匂いを嗅ぐ姿が見られました。

一番正答率の高かった物は、「グレープフルーツ」でした。今回は柑橘系の物を子どもは正解にしたのですが、嗅いだ瞬間に「あ、あれだ。」とすぐに答えを書き始めていました。次に正答率が高かったのは「ソース」でした。大好物である子どもも多い「お好み焼き」や「たこ焼き」をすぐに連想した様子でした。

「バニラ」を嗅いだ際には、思わず口がぱくぱく動いてしまう子どもも。不評な匂い、堂々の第一位は「ねぎ」でした。皆口々に「くっさー、でも嗅いだことある」「植物の匂い」を思わず顔をしかめていました。しかし、なかなか答えは出ず。視覚で補われている部分が大きいことが分かります。

嗅覚には「危険を察知する。」「食べる楽しみを支える。」等の働きがあります。今後も様々な感覚活動を通して、感覚が成熟するためのお手伝いができればと思います。