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放デイ活動風景「LINOにもサンタがやってきた!…蛇も!?」

12月23日、2学期の終業式を終え、いつにも増して元気に登園する子どもたち。運動会や持久走大会などたくさんの学校行事に参加してやり切った充実感を感じていい学期末になったようです。そんな子どもたちの今年1年の頑張りに対して、ささやかなご褒美をと考え、鹿児島県立博物館に出前講座をお願いし、蛇との触れ合いや液体窒素を使った冷たい世界の実験を行いました。どうしてもじっと話を聞くのが苦手で、動きが多くなりがちな子どもたちもいますが、「博物館の先生の話を聞くときは、いつもから意識するようにしている①話している人の顔をみて聞くこと②質問はタイミングをみてすること」と事前に約束を確認し取り組みました。

蛇の入室とともに子どもたちは「うわぁ~、生きてるの?触れるの?」と興味津々。係の先生から分かりやすい話を聞くと、初めは怖がっていた子も、支援者と一緒に触れたり、一人で触ったり、お友だちを見て「首にも巻いてみたい」と挑戦心が芽生えてきたりと、なかなかできない体験の中でも順番を守りながら時間が経つごとに蛇とスキンシップをとることができました。触ってみると「冷たい」「体の周りには何が付いているのかな?」と感想も生まれたようで、質問タイムで礼儀正しく質問する様子も見られました。次は液体窒素を使った実験タイム。ー196℃という普段は絶対に体験できない世界の中で、バラやバナナ、ゴムボール、風船を入れての変化を予想しながら楽しむことができました。ゴムボールが落ちて割れる音は、普段大きな音が苦手な子でも、耳をふさぐ子は少なく「ガラスが割れたみたいだ」と感想を伝えていました。また、液体窒素内でしぼんだ後、室温で膨らむ風船を見て、「生きているみたい。蛇みたいだ」と自然と比喩の表現をする子も見られました。
楽しい活動を提供してくださった博物館の先生方へお礼の挨拶が済むと、どこからともなくクリスマスの音楽が…。なんと少し早めにサンタクロースがトナカイと一緒に子どもたちにプレゼントを届けに来てくれました。サンタさんからのプレゼントに「ありがとうございます」としっかりとお礼を伝え、ハイタッチ!

博物館の先生方のお話をキラキラとした目で聞くことができ、話の最中に質問をすることもなく、初めの約束をしっかり守れて子どもたちの成長を感じる一日となりました。この様子だときっと来年もサンタさんが来てくれますよ。