児発 活動風景 紙コップタワーをつくろう
《身近な素材で ルールのある遊びを楽しむ》をねらいとした『紙コップタワーをつくろう』を行いました。“これは何でしょう”支援者が紙コップを見せると「知ってる!紙コップ」と勢い良く返事が返ってきました。
“みていてね”とひと言だけ言葉をかけ【ゆっくり、丁寧に】並べ積み上げていくと、その様子をじっと見つめ積みあがった紙コップタワーを見て自然と拍手が湧きました。さあ!子どもたちの番です!
支援者が見せた手の動き、そして並べ方をインプットし、ゆっくり、丁寧につみあげていく子どもたちの姿。表情は真剣そのもの。
途中「あっ!」と聞こえる声と同時に“カラカラカラ…”とタワーの崩れる音が聞こえます。バランスや少し当たるだけでも崩れてしまうことに気が付き一段と慎重に行おうとする姿が見られました。
あちらこちらから「できた!先生みて!」「すごいでしょ!!」と自信作を披露する声が聞こえ、自分の身長程に積み上げたり、土台を長く並べ城壁の様に仕上げたり、活動室に並ぶそれぞれのタワーには、一人一人の表現が詰まっていました。年中年長チームは、協力して一つのタワーを積むことにも挑戦しました。『協力』子どもたちは、力を合わせることはどういうことかを知っています。「こっちからね・待って・ここにしよう」気持ちを伝え納得して進めていく力を発揮して大きなタワーが完成しました。積みあがったタワーを崩すのも『紙コップタワー』の面白さです。静かな活動室に“カラカラカラ!!”と一気に崩れていく音、満足した子どもたちの笑い声と共に「またやりたい!」と嬉しい言葉が聞こえました。来月も様々な紙コップ遊びに挑戦していきます。お楽しみに!
私たちの周りには、賑やかな電子音や鮮やかな色合いの玩具が溢れています。時には、シンプルな素材での遊びを楽しむ時間を大切にしていきたいですね。