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放デイ 活動風景  「夏祭りごっこ」

8月25日、交流活動にて当事業所を利用している児童発達支援の午前クラス、午後クラスに分けて、幼児さんたちをお客さんとして招待する「夏祭りごっこ」を実施しました。

当日に向けて屋台(的当てや金魚すくい、ヨーヨー釣り等)の準備を活動に取り入れ、手指の巧緻性を高めるねらいの下、景品(アイロンビーズ、ブレスレット)や的当て(射的、傘袋ロケット)、金魚の折り紙等を行い、「児発の友だち喜ぶかな?」等と児発の友だちの喜ぶ様子を想像しながら丁寧に取り組みました。それぞれやりたい屋台を選び、同じ屋台になった友だちと看板作りやルール等を考える中で、事前に午前に来る子と午後に来る子では年齢もできる事も違う事を伝えると「午前の子たちには難しいかな」、「このルールだったら時間がかかるから、〇回にしよう」等と支援者と相談しながら取り組んでいきました。また、支援者が招待する子たちになりきり、本番を想定した練習を通して、「ここには入らないように仕切りをしよう」、「ことば掛けだけでは説明が伝わらないから絵を描こう」、「順番を待つ時には、している人が見えるようにしよう」等と様々な意見が飛び出て、どうやったら楽しんでもらえるのか真剣に考える姿が見られました。

夏祭り当日は、ハッピを着て屋台屋さんに変身。みんなで円陣を組み本番に挑みました。「いらっしゃい、いらっしゃい」、「いかがですか?」等とことばが飛び交い、優しく接客するお兄さん、お姉さんの姿に児発のお友だちも、安心して楽しく夏祭り気分を味わうことができました。

お祭りの最後は参加者全員で協力して魚を引き上げる地引網です。「せーの」という支援者の合図に合わせて「よいしょ」と声を出し、この日のためにひとりひとりが工夫して作った魚たちが網にかかって上がってきた時には、「がんばったね」、「魚いっぱいとれたね」等と児発の友だちへ優しいことばを掛けていました。

夏祭りが終わると「疲れたけど、すごく喜んでもらえてよかった」等のことばが聞かれました。普段、「誰かに○○してもらう」という経験が多い子どもたちですが、「今回は誰かの為に○○してあげる」という貴重な経験のできた「夏祭りごっこ」でした。